今里酒造本蔵

歴史

今里酒造は、川棚川に沿って南北に長い広大な敷地を構え、かつて上波佐見村往還道と称され宿場を通っていた旧街道に面する。明和年間(1764~72年)に造り酒屋を始めたと伝えられ、上酒屋の屋号を持っている。敷地には、店舗、住宅をはじめ、本蔵、新蔵、元蔵、洗い場、作業場、瓶詰め場等の建物群が複雑に並んでいる。

地名の由来

波佐見町宿郷は明治12(1879)年に大火があったが、これらの建物は罹災を免れて、これまで保存されてきており、往時の様相を現在もよくとどめた貴重な醸造建築として、また、当地の良好な景観を保つ上でも重要な歴史的建造物として、よく保存されている。

おすすめポイント

今里酒造の現存する建物の中で最も古いと推測されるのは本蔵であり、最も規模が大きい建物は新蔵である。洗い場は洋風の真束小屋組で昭和初期の建築、製品置き場は切妻造で大正期の建築とされる。

住所・アクセス

〒859-3715 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷596

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