歴史
勝鬨橋とは隅田川のもっとも下流に架かる東京の歴史的建造物である国内最大級の「跳開橋」です。昭和8年着工、昭和15年に完成しました。大きな船を通す必要があったが、建設費を抑えるため、高架橋ではなく橋が上に開く可動橋として設計されました。渡しは当時の月島と築地を渡る貴重な足となりました。航行する大型船舶がなくなったことや交通量の著しい増加などの理由で1970年11月29日を最後に開閉が停止となり、1980年には電力供給も停止されました。以降開閉されることはなくなりました。 2007年6月18日、都道府県の道路橋として初めて、清洲橋・永代橋と共に勝鬨橋が国の重要文化財(建造物)に指定され、更に跳開部の機械設備は2017年度、日本機械学会から機械遺産に認定されました。
名の由来
戦争の旅順陥落を祝って有志が「かちどきの渡し」という 渡し船の施設を作ったのが由来です。
おすすめポイント
現在は交通量が激増し、大渋滞を招いてしまうという理由から、昭和45年を最後に跳ね上がる姿を見ることはできなくなってしまいました。 ですが石造りの高欄や弓形の欄干など、その優美さは健在。また日没から21:00まではライトアップもされ、美しさがより一層引き立ちます。周辺には観光スポットも充実。もんじゃ焼きで有名な月島や、築地市場など見どころ満載です。
住所・アクセス
東京都中央区築地6丁目~勝どき1丁目