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歴史
名古屋テレビ塔とは、愛知県名古屋市中区栄の久屋大通公園に立つ日本で最初に完成した集約電波塔(高さ180m)です。日本で最初の集約電波塔である名古屋テレビ塔は、昭和29年、戦後の復興・都市計画の中で、観光とテレビ放送用電波発信のために作られました。1953年(昭和28年)9月19日着工し、1954年(昭和29年)6月19日完成。開業当時、人々は「日本で最初に建設された電波鉄塔にのぼろう」と長蛇の列を作りました。そして、翌年の4月には来場者が100万人を越え、戦後の名古屋の新名所となったのです。また、名古屋テレビ塔の建設に向け、財界から2,000万円を募集し、名古屋テレビ塔株式会社の設立を推進するなど、建設促進に尽力しました。1989年(平成元年)にはライトアップ開始され、1998年(平成10年)に 入塔者3,000万人を達成しました。2005年(平成17年)7月12日文部科学大臣により「国土の景観に寄与しているもの」として、国の登録有形文化財に登録されました。2014年にはライトアップ照明を1万1,000個使用したLED照明に切り替え、点灯式が行われました。新しいライトアップの名称は「煌」(きらめき)。6月20日に 開業60周年を迎え、当日は開業当時と同じ50円で展望台に入る事ができ、3,000人が入場しました。2019年(平成31年)1月7日から 耐震工事および施設リニューアルのために休業し、2020年夏リニューアルオープン予定です。
地名の由来
名古屋にあることから「名古屋テレビ塔」と名付けられました。
おすすめポイント
名古屋テレビ塔は現在リニューアルオープンのため入場不可となっていますが、再来年の2020年にはテレビ塔の下に広がる「久屋大通公園」も一新され、スケートリンクや新たな広場が設置される予定です。またテレビ塔の4階と5階のフロアが、ホテルに生まれ変わる予定で注目を集めています。4階に13室、5階にスイートルームが1室できる予定で、名古屋の文化やデザインを活かした内装にする予定だといいます。観光タワーでホテルにするというのは名古屋テレビ塔が初めてです。またリニューアルした展望台からは名古屋の景観を立体的に味わえる空間が広がり、リニューアル前からも夜の景色は日本夜景遺産に認定されています。360度のプロジェクションマッピングは映像と音響により迫力のある演出を楽しむことができます。
住所・アクセス
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦三丁目6-15先
市営地下鉄名城線・東山線「栄」駅3番・4番出口より徒歩3分
市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅4B出口よりすぐ