歴史
奈良県奈良市元興寺町の歴史的町並みが残る「ならまち」にある、伝統的な町家建築を新たに復元し再現した、昔の生活様式を今に伝えるレトロでモダンな施設。
地名の由来
間口幅で課税された時代の、うなぎの寝床状に奥行きのある町家ならではの建築様式が再現されており、「みせの間」「中の間」「奥の間」と続く主屋をはじめ、渡り廊下や離れ・蔵などの空間の繋がりや、目隠しと通風機能を兼ね備えた格子の役割、採光や通風・上下階のコミュニケーションも考慮し設けられたカマド上の吹抜け、日本の美が凝縮された中庭など、見るべく点は多い。
おすすめポイント
格子ほど日本建築の美を強く演出するものはないが、明りとりとして必要十分な採光量を確保しつつ、通風性も損なわず、目隠しとしての機能も兼ね備えた縦格子。もちろん外観上も町家ファサードの構成要素として、重要な役割をはたしている。
住所・アクセス
〒630-8332 奈良県奈良市元興寺町44