歴史
聖武天皇の勅願により、行基によって神亀2年(725年)に開山されたとされ、当初は法相宗に属していたという。最盛期には七堂十二院百坊を有する規模を誇り、良弁、空海、円仁らが留錫(りゅうしゃく)したと伝える。良弁は木彫の大黒天を彫り、空海は100日間の護摩を焚き、石造の大黒天を彫り遺し、仁王門の金剛力士像は円仁の作とする伝承がある。
地名の由来
天安年間(857年 – 859年)、円仁が入寺して天台宗の寺院となったと伝え、その後、隆盛と衰退を繰り返したが、復興には源頼朝や足利尊氏の援助を受けたという。
おすすめポイント
山頂から少し下がった場所にあるのが「千五百羅漢道」。聖徳太子像、あせかき不動、弘法大師護摩窟など大小さまざまな石仏が安置されているのですが、それぞれに不思議な魅力があり、いつまでも見入ってしまいます。
住所・アクセス
〒299-2100 千葉県安房郡鋸南町元名184