旧大社駅

歴史

1912年(明治45年)、西日本旅客鉄道(JR西日本)により出雲市今市町から大社町を結ぶ大社線が開通し、それに伴い開業したのが「大社駅」です。出雲大社の表玄関口として参拝客など多くの人で賑わい、一時期は東京・大阪・名古屋から直通列車が運行されていたほどでした。

地名の由来

2代目となる現在の駅舎は1924年(大正13年)に改築されたもので、441平方メートルの木造平屋建て。大社線廃止後、駅舎を調査した際に発見された上棟式の棟札から、設計したのは当時の神戸鉄道管理局の技手であった丹羽三雄氏であることが分かりました。

おすすめポイント

木造建築の駅舎は全国でも珍しく、黒い屋根瓦に漆喰の白壁という純和風のデザイン。1990年の大社線の廃止により駅舎も惜しまれつつ役割を終えましたが、豪壮な外観とその存在感は今なお健在です。

住所・アクセス

〒699-0722 島根県出雲市大社町北荒木441−3

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