歴史
桜木町駅とは、神奈川県横浜市中区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅です。1872年(明治5年)、日本で最初に鉄道が開通した時に初代の横浜駅として開業しました。その後、東海道本線の延伸に伴い「横浜駅」の名称を現在の横浜駅に譲り、1915年(大正4年)に「桜木町駅」に改称されました。駅舎はアメリカ人リチャード・ブリジェンスによって設計されました。ですが1923年(大正12年)9月1日に起こった関東大震災により、開業時からの駅舎は焼失してしまいます。1927年(昭和2年)には駅舎が改築され元の姿を取り戻しました。1951年(昭和26年)4月24日構内で京浜線電車が全焼し、死者106名・負傷者92人を出す大惨事となりました。この事故は国鉄戦後五大事故の一つとされています。1989年(平成元年)頃には横浜博覧会の開催に合わせて、駅舎を移転・新築し現在の駅の姿になっています。2014年には横浜ステーションビルが管理・運営する商業施設「CIAL桜木町」が開業。同時に「桜木町駅西口広場」もオープンしさらなる発展を遂げました。
地名の由来
もともとは野毛浦先の海面であり、現在の桜木町駅所在地には姥ヶ岩(老婆石とも)と呼ばれた岩がありました。明治初期に、この海面を鉄道用地として埋め立てして造成しました。その土地の鉄道用地以外の場所が町並みとなり、また用地と従来の野毛浦との間が河川に転じ「桜木川」と名付けられ、用地の町並みもこの川に沿っていることから「桜木町」と名付けられました。
おすすめポイント
横浜みなとみらい観光に便利な桜木町駅。JR根岸線をはじめ4路線が乗り入れており、周辺にはホテルも多く観光の拠点として利便性抜群です。「横浜ランドマークタワー」は、ホテルやショッピングモール、展望フロアなどを備えた超高層ビル。1993年の開業以来みなとみらい地区のシンボル的存在で、横浜エリアに来たら絶対にはずせないスポット。高さ273m、地上69階にある展望フロア”スカイガーデン”からは、周辺の景色を360度見渡すことができます。他にも横浜港、横浜ベイブリッジの美しい景色を望む「山下公園」は”赤い靴はいてた女の子像”や、園内に係留されている”氷川丸”など、見どころがいっぱいで散策にもぴったり。家族連れからカップルまでたくさんの人が訪れる、にぎやかでロマンチックなスポットです。バラの名所でもあり、毎年春と秋にはたくさんのバラが咲き誇ります。
住所・アクセス
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1