歴史
1891年(明治24年)完成。1910年には跳ね橋を吊橋に変更しました。老朽化に伴いその後、昭和5年(1930)、昭和32年(1957)、昭和50年(1975)と架け替えられています。現在の橋は平成9年(1997)に架け替えられた5代目の吊り橋です。2009年、造幣局が、表面に河童橋と風景をデザインした長野県の「地方自治法施行60周年記念貨幣」である千円銀貨幣を発行し、2010年には郵便局の信越支社が、河童橋つり橋100周年を記念して『上高地 河童橋』のふるさとフレーム切手を発行しました。河童橋は芥川龍之介の小説『河童』のなかで、上高地や河童橋が描写されていることで、その名が広く知られるところとなりました。
名の由来
河童が住んでいそうな深い淵があった、橋のなかった時代、衣類を頭にのせて川を渡った人々の姿が、河童に似ていたなど諸説あります。
おすすめポイント
川辺のケショウヤナギやカラマツ、焼岳が展望できる絶好のビューポイントとなっています。4月27日の開山祭から5月の連休にかけて、あるいは7月中旬からの夏休み期間、そして10月上旬あたりからの紅葉の時期など、最盛期には河童橋周辺は〝上高地銀座〟と呼ばれるほど多くの観光客で賑わいます。また毎年4月27日にアルペンホルンの演奏と共に橋の袂で『上高地開山祭』が開催されている他、11月15日には、『上高地閉山祭』が開催されています。
住所・アクセス
長野県松本市安曇 県道24号線徒歩 上高地バスターミナルから徒歩5分 電車 JR松本駅から新島々 新島々からバスで上高地行き 所要時間約90分 バス 松本バスターミナルから上高地行き 所要時間約90分 車 マイカーでの乗り入れは出来ません。沢渡駐車場からアルピコバスかタクシーに乗り換え