歴史
海上自衛隊呉地方総監部の敷地には、1890年頃(明治時代)から1920年頃(大正時代)にかけて建てられたレンガ建物が多く残っています。その中でも、旧呉鎮守府庁舎は1907(明治40)年に竣工した地下1階、地上2階建てのレンガ石造の建築で、レンガと御影石(みかげいし)との調和がとれた、呉市に現存する代表的なレンガ構造物です。
地名の由来
外壁はイギリス積みの積み方で、2階には柱頭に桜を彫刻した石柱が両側にあるなど、凝ったデザインと入念な仕上げが建物の美しさと重厚さを表現しています。また、空襲で破壊された屋根のドームは1999(平成11)年に復元され、呉のシンボル的存在となっています。
おすすめポイント
鎮守府のまち呉を偲ぶ代表的な建造物であるとともに、現在、呉地方総監部第一庁舎として大切に活用されています。事前の申請をすると、日曜日のみ見学ができます。
住所・アクセス
〒737-0028 広島県呉市幸町8−1