歴史
滋賀県大津市、琵琶湖の南端の瀬田川にかかる「瀬田の唐橋」。京都の宇治橋、山崎橋とともに日本三名橋・日本三大橋の一つとされています。橋が架けられた年代は不詳ですが、近江大津宮遷都の時代に架橋されたと考えられています。また、橋脚の木材の年輪年代測定などにより7世紀中頃-末期とされ、大津宮遷都により架けられた、壬申の乱の時の橋であると推定されています。1979年(昭和54年)には木造の橋が現在のコンクリート製に造り直されましたが、橋の特徴である擬宝珠(ぎぼし)は歴代受け継がれており、「文政」「明治」などの銘が入ったものも現存しています。 また、瀬田の唐橋は京都府宇治市の宇治川に架かる宇治橋、京都府大山崎町の淀川にかつて架かっていた山崎橋とならんで日本三名橋・日本三古橋のひとつとされ、日本の道100選にも選ばれています。
地名の由来
琵琶湖の南端の瀬田川に架かっていることからその名が付きました。
おすすめポイント
瀬田の唐橋は急がば回れの由来となった橋であり、瀬田の唐橋は、距離は遠いですが現在の草津市にあった矢橋の渡し船を利用して琵琶湖を渡るよりも、現在の大津市にある瀬田唐橋を利用する方が着実であり、結果的には目的地に早く到着することを例えたもので安全確実な道でした。また壬申の乱の決戦の地でもあります。
住所・アクセス
滋賀県大津市瀬田一丁目・唐橋町2-3
京阪唐橋前駅から徒歩で2分