歴史
平安時代編纂の『延喜式』神名帳に記載の古社(式内社)で上総国(かずさのくに)一之宮が玉前神社(たまさきじんじゃ)。千葉県長生郡一宮町の町名はもちろんこの神社に由来しています。祭神は、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。安産祈願の寺としても知られ、北条政子(源頼朝の妻)懐妊に際しては安産祈願の奉幣を受けています。
地名の由来
九十九里南端の釣ヵ崎海岸(玉の浦)に神々が波に乗って漂着した社伝は、九州など南方の民族がこの地に渡ってきたことを示す伝承かもしれません。玉依姫という名は、霊(たま)の憑(よ)りつく巫女(神)で、玉前神社の神霊も、海中より玉として現れたと伝えられています。
おすすめポイント
神様が波に乗って漂着した釣ヵ崎海岸(玉の浦)は、今ではサーファーが集まる「波乗り道場」となっています。
住所・アクセス
〒299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮3048