歴史
神戸駅とは、兵庫県神戸市中央区相生町三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅です。現在の駅舎は初代の煉瓦造駅舎から数えて3代目にあたり、東海道線の終着駅に相応しい風格を備えた造りとなっています。1889年(明治22年)7月1日 に 東海道本線の原型となる新橋駅 – 当駅間が全線開通。2代目の駅舎になります。鉄道が敷かれた当時、三宮や元町はまだ市街化されておらず、この一帯が神戸の中心でした。駅周辺に官公庁や事業所が集まり、隣接する新開地や湊川地区は商業地区・歓楽街として大阪をしのぐ賑わいを呈していました。また、神戸鉄道局(後の大阪鉄道管理局)が置かれました。その後山陽鉄道が兵庫駅から延長され、当駅に乗り入れました。1930年(昭和5年)7月1日駅高架化に先駆け、三代目の現在の駅舎に改築。近代的設備を備えたこの駅は、貴賓室などもそなえた豪華なものともなっていました。1月17日に起こった 阪神・淡路大震災により、営業休止。1月30日には当駅ー 須磨駅間が営業再開。その後2月20日に灘駅 – 当駅間が営業を再開させました。1997年にはJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」導入しました。その後神戸駅構内のバリアフリー化工事が進められ、2003年に完成しました。更にICカードの利用が可能となったり、自動改札機を最新のものに更新するなどして発展していきました。
地名の由来
平安前期の『和名抄』に「摂津国八部郡神戸郷」の名で見られます。 神戸は「かんべ(カムヘ)」と読み、神社に租税を納める民のことです。 この地は、生田神社に租税を納める民戸があったことに由来しています。
おすすめポイント
神戸駅といえば美しい建物が魅力の一つです。駅舎の外観は、中央コンコース部分の全高を高く、両翼を低くしたほぼ左右対称で、全体は茶褐色のタイル貼りになっています。出入り口には大型の庇がかかり、コンコース内の採光は庇上のハイサイド・ライトによっています。このハイサイド・ライト中央にはステンドグラスと組み合わせた大時計が飾られています。内部コンコースにある円柱も圧巻で、駅舎は近代化産業遺産の指定を受け、貴賓室などの由緒ある施設が保存されているのが特徴です。神戸駅周辺には「異人館」や「南京町」など異国情緒漂う街並みもあり、神戸の欠かせない観光名所となっています。潮風香る港沿いにはランドマーク的な存在の「神戸ポートタワー」があり、海を眺めながら買い物やグルメを楽しめる「神戸ハーバーランド」も人気があります。六甲山のある山側では、動物たちとのふれあいを楽しんだり美しい夜景を眺めることもできますよ
住所・アクセス
兵庫県神戸市中央区