筑後川

歴史

坂東太郎(利根川)、四国三郎(吉野川)と並び称される九州一の大河、筑紫次郎(筑後川)。その昔この川は、千歳川、千年川、筑間川、御境川、御井川、一夜川などのたくさんの呼び名がありました。命名の多さは、流域の人々と川との関わりの深さを物語っています。

地名の由来

久留米藩の資料である『米府年表』と『石原家記』にその内容が記されている。すなわち1636年に江戸幕府の命によって河川の名称を筑後川に統一せよという幕命が老中を通じて下った。ところが島原の乱が発生し久留米藩のみならず関係する福岡藩や佐賀藩、柳河藩も出陣命令が下ったので一旦保留となった。乱の鎮圧後1638年(寛永15年)に改めて老中の命を受けた上使、松平若狭守と安藤但馬守が久留米藩重臣である有馬主水に「筑後川」の名称を使うよう通達したと記されている。

おすすめポイント

筑後平野を雄々と流れる筑後川は、阿蘇外輪山に源を発し大分、熊本、福岡、佐賀の4県を潤し、不知火燃ゆる有明海へそそぐ、全長143キロという九州一の大河です。

住所・アクセス

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