歴史
平安時代に平将門(たいらのまさかど)が創建と伝えられ、文中元年(1372年)、庄内領主で羽黒山別当の大宝寺政氏(だいほうじまさうじ=武藤政氏)が大修復(再建)を行なったという記録が残されています。高さ29.0m、東北最古の五重塔といわれ、国宝。
地名の由来
出羽三山神社なのになぜ五重塔かといえば、明治維新の神仏分離までは、修験の地として栄えたから。羽黒山も羽黒権現という神仏習合だったのです。手向(とうげ)の集落には360を数える坊が建ち並び、宿坊を営み、あるいは先達などを勤めていたのです。
おすすめポイント
高さ29.2m、素木造り、柿葺き、三間五層の塔は、樹齢1000年といわれる天然記念物の爺杉(じじすぎ)と並び立ち、均整の穫れた優美な姿。
住所・アクセス
〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向院主南83−7