荒木家住宅

歴史

17世紀末(江戸時代初期)に建てられた民家です。森脇八幡宮の神官の家で、部屋は5つあり、神官の家の特徴でもある「たかま」や牛を飼育するための「だや」農作業をする「土間」などもあります。柱は手斧(ちょうな)と呼ばれる道具で削り出されたものが使われて、桁行20.6m、梁間10.9m、葦葺きの入母屋造(いりもやづくり)です。

地名の由来

昭和43年に国の重要文化財に指定された。 荒木家は中世末(16世紀)からこの地へ住み、神官であった。

おすすめポイント

比婆郡高野町の堀江家住宅(重要文化財)と梁の組み方は似ているが部材の形はやや新しい。平面は全体の半分を占める土間及び「だや」と床上五室からなっていて,その中の「たかま」は、床を一段高くして神を祀った部屋であり神官の家としての特性を示している。

住所・アクセス

〒727-0321 広島県庄原市比和町森脇786

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