萬翠荘

歴史

萬翠荘は、1922(大正11)年に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵の別邸として建てられた、フランス・ルネッサンス様式の洋館。皇族の立ち寄り所や、各界の名士が集まる社交の場として利用されてきた。

地名の由来

総面積887.58m²(268坪)の地下1階、地上3階、愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りです。ネオルネッサンスと呼ばれる格調高い様式で、西洋建築の多くは左右対称ですが、萬翠荘は日本人のアンバランスの美意識、左右非対称で構成されています。

おすすめポイント

正面の車寄せと玄関ホールの柱の頂部には、コリント式と呼ばれるギリシャ建築に由来の飾りが見られます。また、屋根の頂部には銅板を使用し、その下の急勾配は天然スレート葺です。20世紀初頭に欧州を風靡したアールヌーボーの作風です。

住所・アクセス

〒790-0001 愛媛県松山市一番町3-3-7

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