歴史
光仁天皇の御代、宝亀年間(770~781年)。蝦夷の伊治村の城主・砦麻呂が反逆し、国司を殺害した砦麻呂は勢いづき、民衆をも殺戮。暴虐の限りを尽くしていた。宝亀十一年(780年)五月、征東使として藤原継縄(ふじわらのつぐただ)が当地に陣を張り、社壇を築き戦勝を祈願。勿来の関から持参した白砂を撒き、杉の木を植えた。すると藤原継縄は連戦連勝!翌年の天応元年三月、数度の合戦の末、賊の頭目である砦麻呂を討ち果たしたのだった。その後凱旋し、御本社を造営されたのだという。
地名の由来
御祭神は、武御名方命・下照比売命。諏訪神としては珍しい取り合わせだが、2柱は異母兄妹(姉と弟かもしれないが)なので、全くの無関係ではない。
おすすめポイント
国の天然記念物に指定されている樹齢1200年を超える巨大な2本の杉が、仲睦まじい夫婦のように寄り添って天高くそびえており、「翁杉・媼杉」として親しまれております。
住所・アクセス
〒963-3312 福島県田村郡小野町夏井町屋33