資福寺

歴史

鎌倉時代の弘安年間、長井時秀によって米沢近郊の夏刈(山形県高畠町夏茂)に建立される。学問の中心として、関東十刹の一つに挙げられることもある有力寺院であった。南北朝時代、長井氏が伊達氏に滅ぼされた後も、伊達氏の保護を受ける。戦国時代には、伊達輝宗が虎哉宗乙を招いて住持とし、子の政宗の教育を任せたことで知られる。後には伊達氏の移封に従い、天正19年(1591年)に岩出山、慶長5年(1600年)に仙台谷地小路(仙台市東六番丁)、寛永15年(1638年)現在地に移転した。

地名の由来

山形県の資福寺跡は、本堂は遺構のみだが、9代政宗の墓、輝宗と遠藤基信の墓がそのまま残り、史跡となっている。敷地は現在も仙台伊達家の所有地である。

おすすめポイント

観音堂には慈覚大師作と伝わる聖観音を祀り、仙台三十三観音第三番札所にもなっています。ツバキ、ウメ、サクラ、マンサク、ショウブ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、サルスベリ、ムクゲ、ヒガンバナ、ハギが咲く花寺としても有名な資福寺ですが、初夏には境内に植えられた1200株のアジサイが見頃となり、輪王寺のハナショウブとあわせての花めぐりも楽しむことができます。

住所・アクセス

〒981-0931 宮城県仙台市青葉区北山1丁目13−1

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