鯉が窪湿原

歴史

海抜約550mに位置する鯉が窪は、広さ3.6haの「ため池」の上流部に0.9haの湿原が形成されている。鯉が窪池は、元禄8年(1694年)に築造され、その後2度の大改修によって嵩上げされ現在に至っている。この地域は、古くから珍しい植物が生育していることが知られており、これらの成果から昭和27年(1952年)に岡山県の天然記念物に指定された。

地名の由来

鯉が窪湿原には数多くの美しい花が咲く。中部山岳地帯や北海道の短い夏に一斉に咲く花達とは違い、岡山の長い生育期間をすみわけて、春のリュウキンカから始まって、秋までのスイランが終わって枯れ野原になるまで、その時その時の花が咲く。

おすすめポイント

一面に群生している植物は、オグラセンノウ、ビッチュウフウロ、ミコシギク等の特産草木を初め、オオミズゴケ、コタヌキモ、サギソウ、モウセンゴケ、キセルアザミ、ノハナショウブ等で、それぞれ群落を作って、一大盛観を呈し、その上にはハッチョウトンボが飛び交っている。西の尾瀬と称されている。

住所・アクセス

〒719-3701 岡山県新見市哲西町矢田

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